婚活サービスの会員数と成約率を正しく読み取ろう

結婚の為の出逢い方  2016年5月12日  Ritchy  4,134 views

会員数○○人突破という話をよく聞きますけれど

よく、結婚相談所や婚活アプリ、お見合い系のサービスで会員数の多さをウリにしている所があります。
単純に数字ばかりを見ていると、会員が多いところの方が出会いが多くて、恋愛や結婚につながりやすいというイメージを持ちます。
実はここにいくつかの落とし穴があります。

多くの場合、会員数と出会いの可能性は正比例しません

会員数が多い=出会いの可能性が高いと思いがちですが、あくまでもそれはどこの婚活サービスに登録しても引っ張りだこの会員の場合です。そういった人たちは、会員数が多くなったら、その分注目される人数が増えるので、アプローチは右肩上がりに増えていくでしょう。

ですが、ここを読んでいるような普通の人にとっては、その他大勢の似たような人に埋もれてしまうので、会員数が多かろうと少なかろうと、実際の出会いにつながる確率は同じか、もしくは下がってしまうことになります。
また、注目度の高い会員へのアプローチ数は確実に増えますので、「いいなぁ…」と思った相手にアプローチをしても、スルーされる(ある意味フられる)確率も高くなります。ある程度の会員数が必要だとは思いますが、必ずしも

例えば、似たようなサービスをしているpairsとfelizを比べた場合(2016年3月時点)に、一番最初の方に表示されている会員がもらっている「いいね数」は、多い人で見ても百数十件と数件と大きく違います。
pairsの場合、あなたの存在は100人以上いる中のうちの1人と印象も薄いですが、felizでは幾人かのうちの一人です。どちらが可能性が高いか言うまでも無いかと思います。

婚活サービスの会員数は本物の会員数?

どういったサービスでもそうですが、会員数=アクティブなユーザーではありません。
会員数が多いという事が、今この瞬間に婚活をしている人が多いという事ではないのです。
運営期間が長ければ長いほど会員数は多く、数百万人などという古参の出合い系サイトもあるぐらいです。
ですが、その数百万人が実際に今利用しているのかというと、全く別の話です。実際は、利用していたけれども止めている、もしくは一時利用を止めている利用者がほとんどです。
数百万人のうち、動いているのは1万人もいないなんて事も可能性としてありえます。
そもそも、婚活サイトとして利用者が増え続けているというのは良いことなのでしょうか?と疑問を投げかけたくなります。
うがって考えてみると、婚活が成功していないから残っているだけなのでは?なんて風にも取れなくないですよね?

その人はゾンビ会員かも?

幾ら会員が多くても、いまは利用していない人が多かったらロスも多くなります。
こっちが必死に時間をかけて探し、アプローチをかけたとしても、そもそも今使っていなかったらレスが無い可能性が高くなります。

サービスを続けていくと、こういった存在はあるけれど心が無いようなゾンビ会員が増えていく訳ですから、婚活の成功率逆に下がる可能性だって十分にあると思います。
そういうのを防ぎたくて、各サービスともに会員の見せ方を工夫しているのでしょうが、気になる相手に凄く人気が集中している…となるのでは、会員数が多いことが必ずしも全てにおいてプラスではないといえるでしょう。

逆にそもそもの人口が少ない地方の利用者でしたら、丁度いいバランスが作れて大手の方が出会い率が高い可能性もありますが、これもサービスによって力を入れている地域に違いがあるので、比較しながら使っていくほうが良いと思います。

会員数が多いことと婚活の成功率は別の話

大手の結婚相談所で上手くいかなかったのに、近所のおばちゃんがやっている小さな結婚相談所ではすぐに結婚できた…なんて話は良く聞く話です。
そこの違いは何かというと、一人あたりにかけられる時間の違いでしょう。

サービスを提供する側からしても、あなたの事を分厚いファイルの一ページと見ている大手結婚相談所と、あなたの性格や特徴を理解して探してくれている小さな結婚相談所と、どちらが想いのこもったサービスを提供してくれているのかは言うまでも無いです。

会員が多くなればなるほど、サービスを提供する側では一人当たりの担当の人数が増えてきて、必然的に効率化をする必要性が出てきます。いくら仕組みでカバーしようとしたところで、一人当たりに対して使える時間や気持ちは、親身になってくれるおばちゃんにはかなわないでしょう。
そういった意味では、会員数を最大の指針として考えるのは、最初から選択を誤っている可能性もある事を理解した上で使ってみたほうが良いでしょう。

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